会計事務所の仕事→パソコン→エクセル→ショートカット(キーボードでの操作)が求められる時代になりました。
例えるならば電話→スマホ→文字入力→フリックといった感じでしょうか?
松野会計事務所ではエクセル入力の効率化のため「脱マウス」を推奨しています。
そこで松野会計事務所でよく利用されている会計事務所目線での便利なエクセルショートカット10選(for windows)を紹介します。
1 ctrl+z直前の操作を取り消し、操作前の状態にもどります。押した数だけ戻ります。ついうっかりセルの数値や数式を消してしまったときなどに便利です。
2 ctrl+cコピーします。複数のセルをコピーする場合にももちろん使えます。初めてショートカットを覚えたのがこれという方も多いのではないでしょうか?
3 ctrl+vctrl+cと抱き合わせのコマンドになります。コピーしたものを貼り付けてくれます。形式を選択して貼り付けたい場合はさらに「ctrl+alt+v」と進化させてご利用ください。
4 ctrl+x切り取ってくれます。エクセルを使い始めた頃は「切り取り」という言葉にピンと来なかったのですが、コピーしたものをその場に残さないという意味です。「移動」と言ってもいいかもしれません。これはエクセル内だけでなく、ファイルを特定のフォルダから別のフォルダへ移動させたい(元のフォルダに残したくない)場合にも使えます。一瞬フォルダが消えますが、ctrl+vで貼り付ければ再度表示されます。
5 ctrl+s上書きコマンドになります。エクセルのフリーズって怖いですよね。せっかく30分作業したのに突然エクセルフリーズに見舞われ作業内容が失われるということがあります。作業の隙間に頻繁に上書きショートカットを入れることでそのようなリスクを回避します。マウスで上書きボタンを押すのって面倒なので、上書き保存をはしょってしまいがちですが、ショートカットであれば、容易に上書きできますので、精神衛生を保つためにも必須なショートカットと言えます。
6 ctrl+p印刷準備体制に入ります。印刷をマウスで行おうとすると画面の左上→ファイル→印刷を選択と意外と手間ががかります。こちらのショートカットを使うことでストレスなく印刷準備体制に入ります。この結果、印刷プレビューの確認に注意力を払うことができますので、入力内容、印刷範囲、印刷枚数の確認に注力することができます。マウス操作にエネルギーを費やすと印刷プレビューの確認が疎かになり、無駄な印刷が増える傾向があります。地球の資源問題を解決する可能性のあるショートカットです。本当にその印刷必要ですか?モニター上での確認で済みませんか?と立ち止まることのできるショートカットでもあります。
7 F2セル内の編集に飛び込むためのショートカットです。マウスで編集に取り掛かろうすると、ポインタを対象セルまで持っていき、左クリックを連打するも、隣のセルの編集に入ってしまい、「そこじゃない」などエクセルのせいにしたりする場合があります。このようなストレスを回避するために確実に対象セルに狙いを定めF2で編集に入ると良いでしょう。
また、自分の入力した関数が正しいのかどうかを確認する際にもF2を押すことで関数の入力内容を視覚的に確認することができます。
8 F4操作を繰り返す場合のショートカットになります。テキストやセルに色を付ける場合などに頻用します。A1セルを赤く塗りつぶし、その後A2セルを再び赤く塗りつぶしたい場合には、A1セルを赤く塗りつぶし、A2セルに移動しA2セル上でF4を押します。ただし、いったんその他の操作を行うと、新しい操作を学習してしまいますのでご注意ください。
これ以外に範囲固定の「$*$*」を繰り返す場合F2ショートカットはとても便利です。
9 ctrl + alt + =これは合計のsum関数の出動ショートカットです。会計事務所では合計関数は極めて頻繁に使います。合計の都度、マウスに握り換え、合計範囲をマウスで選択し、合計関数ボタンを押すのは大変な労力を要します。この結果、選択範囲を間違っていて狙い通りに合計の計算ができないといったことが起こります。ポイントは合計を表示させたいセルの上でこのショートカットを入力し、その後shiftを押しながら合計範囲の選択を行うという点です。マウスを使った場合と作業順序が逆になり、選択範囲を正確に選択することができます。また、キーを3つ使うコマンドなので高揚感のあるショートカットです。
10 ctrl + enter入力した後、そのセルを離れたくない場合に使います。例えば、セルに入力し、そのまま文字に色を付けたいなどという場合に重宝します。
これは究極のショートカットとしてYoutube動画などでよく紹介されています。非常に奥の深いショートカットになっております。使い方によってはエクセル効率を飛躍的に高めてくれるショートカットと言えるでしょう。
Youtube参考動画<まとめ>
1〜6は「お願いだからキーボードから右手を離し、マウスを握り、対象セルを探し右クリックしないで!」というもはや懇願に近いショートカットです。
7・8は「せっかくキーボードに配列されているのだから使いましょう!」という積極的な利用勧奨ショートカットです。
9・10は「ショートカットの可能性を感じ、自己研鑽に努めましょう!」というメッセージ性のあるショートカットです。
ショートカットの感覚的なイメージとしては
ctrlはその名の通り「命令系」のコマンドになります。
altはなんとなく「魔法系」のコマンドになります。
Fはキーボード上部に鎮座する「基本機能操作系」のコマンドになります。
まずは上記10選をマスターすると「ショートカットって便利だよね!」というマインドから派生的にショートカット取扱件数が増えていくのだと思います。
Youtubeでも「エクセルショートカット」と検索すれば便利なショートカットが多数紹介されています。
会計事務所の仕事ではエクセルの「作業」に燃え尽き、出来上がった数値について「考える」ことが散漫になるというケースが発生しがちです。いかに「作業」を効率化し、数字について「考える」ことにエネルギーを費やすことができるかが会計事務所としての品質向上に繋がっていくもの考えいます。
数字について「考える」ことで、決算の内容を咀嚼し、因果に思いを馳せ、クライアントに的確なアドバイスを送る。それこそが作業効率化のメリットです。
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